2002年10月 : イタリア旅行
10月16日:名古屋→韓国→ローマ
10月16日早朝、ついにイタリア一人旅の日がやってきてしまいました。「なんとかなるだらあ」って気楽に考えつつも、不安と緊張のままイタリアへ…
大韓航空で行ったため、韓国に立ち寄り、それからイタリア・ローマへ。
ソウル空港(韓国)内のお店で見つけたおかしな物…日本語で『ハンタ』って書いてある飲み物…なんだこれは??と思いながら心の中で反芻してみた…「ハンタ、ハンタ…あ!ファンタか(笑)」本当にファンタでした(笑)
【ロシア上空にて(たぶん)】
ソウル空港を出発して、ローマに着いたのは夜。予約していたホテルに行くと「ホテルがいっぱいだから違いホテルへ行ってくれ」ってさ。なんていい加減な国だと思いつつ、違うホテルへ行ってみたら…なんと!4つ星ホテルじゃん♪ ワンランク上のホテルを用意してくれていた。何かラッキー♪
【夜のローマ】
速攻で寝るのはちょっともったいないな〜と思って初日の夜から出歩いて、バールでパニーニ食べました。感想は…「なんて固いパンだ」と思ったけど、慣れてくるとこれが美味しいんだな♪ その後は適当にブラブラ歩いてホテルへ戻り、長い一日がようやく終了………
【4つ星ホテルに泊まれちゃった♪】
10月17日:ヴェネツィア
イタリア2日目、首都ローマから一気にヴェネツィアへ…
朝、ローマテルミニ駅に行ったはいいが、どうやってチケットを買えばいいのか全然わからん…窓口へ行って「アイ・ウォンツ・ツゥ・ゴー・ヴェネツィア」「ワン・ウェイ」「ユーロスター(日本で言う新幹線みたいなものらしい)」など片言の英語と身振り手振りで何とか乗車券をゲット♪ 後は時間が来るまで時間つぶし、朝食も食べてないしな〜と思ったらマックがあるではないか、味は世界共通って言ってるから試しに食べてみる…絶対、イタリアのマックの方が美味しい!!と言うのはパンが美味しかった。(ただ、人によってはイタリアのパンは不味いって言うので人の好みかも…)
朝食も食べ終わり、どこから出発する列車に乗るのかな〜って探し始めると………わからん!駅が広すぎてどこのプラットフォームに行けばいいのかわからないまま時間が過ぎていき、やっと列車を発見したのが発車時間ちょうど、「やべ〜」って全力疾走して列車に乗り込む(この時点で出発時間5分過ぎてた)、乗って少ししても動き出さない、待つこと10分ようやく動き始める…そう、イタリアの電車はよく遅れます(笑)
ただ、この全力疾走が快適な旅に導いてくれました。何故かと言うと、この列車の作りが4人座りのパーティションになっていて、自分の対面にいたメキシコ人カップル?が笑顔で「そんなに息を切らせてどうしたの?」見たいな事を英語で話しかけてくれた、それをきっかけにヴェネツィアに着くまでの4時間半いろんな事話して仲良くなれたことが、一人旅に対する不安と緊張をほぐしてくれた。やっぱ、片言の英語と身振り手振りだけでいろんな会話ができるんだって実感した。
ついに着きました、ヴェネツィア♪ とりあえず、ホテルを探さなきゃと思って駅構内のインフォメーションセンターに行ったらホテルを紹介してくれた。「お!結構簡単なんだな」って思ったら…そこで、手数料10%!!「たっけ〜」と思いつつもホテルへ。
【サンジョルジュ・マジョーレ教会】
ホテルに着いて見たらビックリ!!インフォメーションセンターでは「シングルのバス付き」って言ったのに、バスが付いてない!!!(怒) それに、狭い、暗い、ボロいし…これで50ユーロだなんて詐欺だぁ…昨日のホテルが良すぎた分、ショックが大きかった(泣) …もう二度とインフォメーションセンターを使わないことを心に誓いました。
【さすが!!水の都ヴェネツィア!!】
ヴェネツィア…水の都って言われるだけあって本当にいたるところに川(?)が流れてる。それに、いたるところが綺麗で感動しっぱなしだった(笑) 感動しながら歩き回ってたらいつの間にか迷子に…(ヴェネツィアの内部は道がごちゃごちゃしててわかりにくいね)道に迷ってるまま日が沈んで行き、夜になっちゃったときはホント怖かった。適当に道を聞いてたら、親切なおっちゃんがヴェネツィアの駅まで案内してくれて本当に助かった。本当に親切でいいおっちゃんだった♪ …でも実は、そのとき思ってたことは「変なところ連れて行かれてお金巻き上げられないかな?」ってね(笑) まぁ、何とかなってよかったよかった♪(笑)
【この仮面、からくりサーカスに出てきそう♪】
失敗談…ミネラルウオーターだと思って買った水が炭酸水だった…(泣) ちなみに、ミネラルウオーター:SAN BENEDETTO, NATURAL(キャップがピンク色)、炭酸水:SAN BENEDETTO, FRIZZANTE(キャップが青色)でした。
10月18日:パドヴァ
イタリア3日目、ヴェネツィアからパドヴァへ日帰り旅行。
パドヴァ、こんなマイナー(って言ったらいけないか)な町へ行ってきたかと言うと、研究室の教授が「パドヴァって町のジョットの絵がある教会(正式にはスクロヴェーニ礼拝堂)はいいよ、娘もよかったって言ってたよ、よかったら行ってみて」って薦められたことと、『ガリレオ・ガリレイが初めて講義を行った大学、パドヴァ大学』があるって事で行ってきました。(俺は大学生の頃、物理学を勉強してたから、「ガリレオが授業を行った大学ぐらい行っておかなきゃ!」って思ってね。)
パドヴァに着いて駅を出たら何故か駅周辺に人だかりが…(写真:左)なんか、ワイワイ、ガヤガヤ楽しそうにしてる(と感じた)し、ポリスに尋ねたら「○×△〜, AHA!」って笑ってたから、俺は「今日はお祭りか何かあるのかな??」って気楽に考えていました。
【パドヴァ駅前】
と言う訳で、駅周辺の人だかりを気にせず、まずはじめの目的地『スクロヴェーニ礼拝堂』へ………礼拝堂の中へ入るためにはチケットを買わないといけないので、チケット売り場へ行ったら、チケット売りのおばちゃんに「インポッシブル、インポッシブル〜」って言われて、何が「インポッシブル」なんだ??って詳しく話を聞いてたら、「今日はストライキやってるからチケットは売れない」って言われた、しかも「このストは一日中やるよ」って………大ショック!!(泣)
気合を入れ直して、パドヴァ大学へ♪大学の教室ぐらい勝手に見れるだろうと思って行ってみたら… 期待はずれだった。ここもチケットを買ってガイドの案内の元見学ができるシステムらしく、このガリレオが始めて講義をした教室もストの影響で見学できず… 人生初めてのスト遭遇、海外じゃなく日本で済ませときたかった(泣)
でもまぁ、このストのおかげで、雰囲気がのんびりしていて、美しいパドヴァの町並みをのんびり見て回れてめっちゃ幸せだった♪(イタリアに来てずっとバタバタしていたから、ここでやっと気持ち的にも落ち着けたって感じたかな) それに、バールでコーヒー飲みながらお店の兄ちゃんといろんな話ができたし、道に迷ったおかげでめっちゃかわいい子に道を教えてもらえたし(笑) 日常的なことで楽しめてめっちゃ良かった♪
【綺麗な街並みでした♪】
バールの兄ちゃんと話してて、「イタリアに何をしにきたの?」って聞かれた時に、俺が「サッカーを見ようと思ってる」って言ったら、その兄ちゃんは「だったら絶対にロベルト・バッジョを見るべきだよ。彼は最高だよ!!」と熱く語られてしまった(笑) 当初、中田が見てみたいなって思ってたけど、友達にも「中田は将来日本でも見れる可能性はある、でもバッジョは絶対にないから、見るんだったら絶対にバッジョがいい。バッジョを見てきな」って言われてたから、それじゃ、「バッジョを見るしかない」と決心しました♪ (自分がサッカーに興味を持ち始めたのはイタリアに来る少し前に行われた、日韓共催のW杯を見てから興味を持ち始めたので、サッカー選手についてはほとんど知らない状況でした…)
午後3時頃だったかな?「ストが終わったらしい」って話を聞いて、もしかしたら『スクロヴェーニ礼拝堂』や『パドヴァ大学のガリレオが初めて講義をした教室』も見学できるんじゃないかと思って急いで行ったら、案の定、見学できました♪
まず、『パドヴァ大学のガリレオが初めて講義をした教室』に行ってまず初めに感じたこと、スミマセン、率直に言います… 「こんなもんか」と思いました(笑) でも、そこで講義をしているガリレオをイメージしてみると何か感慨深いものがありました。(単純な人間なんで(笑))
【パドヴァ大学】 | 【ガリレオが始めて講義をした教室】 |
次に、『スクロヴェーニ礼拝堂』に行き、ここで初めて本当の芸術に出会った気がした。(今までほとんど芸術というものから縁遠い世界で暮らしてたってのもあるけどね…)今まで見てきた物とは比べ物にならないほどの迫力があった… 『これがアーティストが魂(生命)を込めて作った芸術だ!!』って言う無言のプレッシャーを感じた。
【パドヴァの街並み】
このパドヴァにきて感じた事…イタリアの太陽は痛いほど眩しかった。この痛いほど眩しい太陽の光があってこそ、ステンドグラスが作られたんだな〜って勝手に思いました。たぶん、湿度の高い日本ではステンドグラスはここまで綺麗に見れないだろうなって思いました。
10月19日:ヴェネツィア
イタリア4日目、今日は一日中ヴェネツィア観光♪
このイタリアを一人旅するに対して、自分の中で2つ掟を作ってイタリアに来ました。『1.日本人に自分から話しかけない』『2.都市間の移動以外は全て歩く』しかし… 4日目にして早くも2番目の掟を破ってしまいました… どうしても、どうしても水上バスに乗りたくて(笑) 乗ったら乗ったで、めっちゃ気持ちいい♪ 海から眺めるヴェネツィアはまた違った美しさを見せてくれる。水上バス最高♪ …でも、この季節のヴェネツィアの風はめっちゃ寒かった… 上着を持ってなければ確実に風邪引いてたと思う。(ちなみにこの水上バス以外は2番目の掟を破っていません。毎日少なくとも7,8時間歩いてました。足が痛くて痛くてたまらなかったけど、こういう旅行もありかなって思ってね)
【スカルツィ橋】
朝食、適当なバールでパニーニを見ていたら『エビマヨのパニーニ(名前は知りません)』が美味しそうだったので、注文。そうしたら… でらうまだった☆ 安くて美味しい。もう一度食べたい物の一つだね♪ それとイタリア旅行中毎朝バールで飲んでたのがフレッシュオレンジジュース、オレンジジュース好きの俺にはたまらないね♪ ちなみに、スーパーに売ってたブラッドオレンジジュースも最高☆ 毎日飲んでた♪
サンジョルジュ・マジョーレ島に行き、サンジョルジュ・マジョーレ教会へ… その教会にある鐘楼から見た、ヴェネツィアの風景は、また一味違って美しかった♪ 360°全方向の景色を見せてあげたいぐらい。
【サンジョルジュ・マジョーレ教会】
【サンジョルジュ・マジョーレ教会で記念写真♪】
サンマルコ広場(下の写真(この写真に写ってる手前の建物を右に曲がったところがサンマルコ広場))に到着すると人のにぎわいがスゴイね。活気にあふれて、これぞまさに観光地って感じだった。サンマルコ広場にある鐘楼にも登ってみた。ここからは、少し前までいたサンジョルジュ・マジョーレ島やその他の島々も見え、この鐘楼から見える景色も本当に美しかった♪ 昔の人はよくもこんなに高い鐘楼を作ったものだと、驚かされるよ!!
【手前の建物を右に曲がった所がサンマルコ広場】
【ヴェネツィアの街並み】
金持ちの別荘がたくさんあると言われる、デューデッカ島に行ってみました。やはり金持ちの別荘がたくさんあると言われるのが納得できるほど、すごい静かで、美しい島だった♪ ここが本当に観光地ヴェネツィアか??って分からなくなるほど静かだったよ。 …ただ、いろいろ歩き回って思ったことは………生活するには不便そうだ(笑) (俺は貧乏人なんで日本の別荘があるところの環境すら知らないからねぇ、これが普通なのかな??)
【デューデッカ島】
ペギー・グーテンハイム美術館に行ってきました。この美術館をいろいろ見て回って思ったことは「近代美術と言われるものは俺にはあまり理解できない」でした(笑) 確かに、そこに飾られてるような絵画を描け!と言われても俺はかけないけど、でも、本当に「これが本当に芸術か??」って疑問を持ってしまいました… (芸術に対する知識もゼロなんで暴言を許してください。) ただ、その後に行ってきた、アカデミアン美術館は最高に良かった♪ やっぱ俺は『ルネッサンスの芸術』が好きだと思った。
イタリアで絵画を鑑賞する上で知っておいたほうがいいと思ったのが『新約聖書』『旧約聖書』の大まかな内容かな。俺は全く、全然宗教に興味がない(と言うより基本的に一神教は大嫌い)けど、絵画を鑑賞する上でその知識はとても役に立つと思います。ちなみに俺はイタリアへ行く前に『絵画で読む聖書(著者:中丸明,出版:新潮文庫)』を読んで行きました。かなり役に立ったので、もしイタリアへ行こうと思ってる方は、この本を読んでみることをお薦めします。
【ヴェネツィアの街並み】
イタリア旅行の日記を見てると、当時、デジカメ写真のデータをCD−Rに焼く事ができる場所を探すのに一生懸命だったことがうかがえます。(基本的にカメラ屋、ネットカフェでやってもらえました) ただ、現在iPODなどハードディスクオーディオには写真のデータが保存できます。(どの製品ができて、どの製品ができないかまではわからないので、知りたい人は各自でメーカーに問い合わせてください。)長期の旅行に行く時は持ってると便利だと思いました。(ちなみに、俺はIRIVERってメーカーのH320と言うハードディスクオーディオを持っています。2004年10月に行ってきた、スペイン旅行では大変重宝しました)
10月20日:ボローニャ
イタリア5日目、ロベルト・バッジョを見るためにボローニャに来てしまいました♪ (ボローニャVSブレシア戦がボローニャのホームであったため,ちなみに、このときバッジョはブレシアに所属してました)
【ヴェネツィアの街並み】
初のセリエA観戦。さすがに一人できてる俺にとって、しかも初のセリエA観戦で、アウェイ側で観戦する勇気がなく、ホームのボローニャ側で観戦することにしました(笑) ボローニャ、ブレシアの中で知ってる選手はバッジョしかいなかったため、ボローニャ側でずっとバッジョを応援してました…声に出さず、心の中で(笑) (下の写真(白いユニフォームの背番号10番がバッジョ))
【ロベルト・バッジョに感激!!】
セリエA初観戦(と言うよりはJリーグの試合も見たことがなく、ナマでサッカーの試合を見るのが初めてでした)、スゴイね、サポーターの盛り上がりがスゴイ!!(下の写真)それに、見てる自分自身もいつの間にか興奮してきてるし♪ ゴール前の相手ディフェンダーを抜いて出てくる瞬間は本当に”ゾクゾク”ってした、自然に「おぉぉぉ〜〜〜!!!」って叫んでた(笑)
【サポーターの方々は盛り上がっております】
ただ、目的のバッジョの見せ場はなかった…ゴールに関係してないって意味でね。ただ、やっぱプレーはすごいと思った。足にボールが吸い付くような感じで、思い通りにボールを操ってるって感じがしたよ。ただ、フリーキックははずしちゃったけど(笑)
この時は感じなかったけど、このボローニャVSブレシアの試合はかなり落ち着いて試合が見れたんだな〜って思った。何故かと言うと…10月27日にローマでもう1試合見てるんだけど、それと比べると、そう思っちゃって……… その理由は…10月27日の感想に詳しく書きます。
イタリアは本当にサッカーと生活(地域)が一体になってるんだな〜って実感した。帰りの途中の家ではおばあちゃんがチームの旗を振ってた♪
ボローニャについてすぐ、セリエAの試合を見ることしか考えてなかったので、教会に行ってお祈りしてみることにしました。自分の中で「祈って何が見えるのか??」と問い、その答えとして「何も見えない」でした。(笑) ただ、教会に飾られている絵画には感動!!本当にイタリアに来てから感動のしっぱなしだなって思った(笑)
10月21日:フィレンツェ
イタリア6日目、ついにやってきました『芸術の都”フィレンツェ”』
さっそく、かの有名なドゥオーモに登りました♪ 『冷静と情熱のあいだ』と言う映画が一時話題になっていたこともあり、イタリアに行く前にその映画を見て行きました。そこで「フィレンツェのドゥオーモは恋人たちのドゥオーモ」って言ってたけど、恋人たちだけのドゥオーモにされちゃたまんない、だって俺は一人で来てるんだもん(笑) ドゥオーモからみえる景色はまさに芸術。街全体が芸術だと思った。この感動は写真では伝えきれない… どんなに写真を撮っても、そのものが持っている素晴らしさを表現しきれない。やはり、その場に行き、自分の目で見ない限り本当の感動は味わえないだろうと思った。
【『恋人たちのドゥオーモ』らしい】
ドゥオーモのすぐ近くにあるジョットの鐘楼にも登ってきました。俺は高所恐怖症なんだけど、イタリアに来てから何かにつけて高い所に登ってるなって思った(笑) 一日一膳ならぬ、一日一登(笑) でも、本当に高所恐怖症の怖さよりも、美しい景色を見たいって言う気持ちの方が強くて、全然恐怖を感じなかった。日本にいる時は橋の上から下を見るだけで怖いと感じてたのに… ん〜人間って不思議(って俺だけか??(笑))
【ジョットの鐘楼】
イタリアに来ていつも困るのがトイレ、つくづく日本って幸せな国だな〜って感じる。トイレに行きたければコンビニに行けば簡単に済む。でも、イタリアにはコンビニが存在しない(少なくとも俺が行った所には)。だから、トイレ行きたいときはバールに行ってコーヒーを飲んで、そのついでにトイレを貸してもらう。普通どうやって済ますのだろう??公園かどこかに行くものだろうか??その辺はずっと謎でした。今も謎のまま(笑) ただ、バールでコーヒーでも飲めばトイレ貸してくれるからそれでいいかって思ってる(笑)
【フィレンツェの街並み】
フィレンツェ3日間のホテルは『地球の歩き方』に乗ってたホテルにしました。何よりも「安いホテルにしよう」と思って、安さ重視で探しました。一泊30ユーロ、安いホテルってあるんだね〜 部屋の中はすっごい質素だけど、部屋の中が明るくてよかった♪ (ヴェネツィアの50ユーロのホテルは質素で暗くて、このフィレンツェのホテルとは比べ物にならないくらい悪いホテルだった) ただ、安い分、トイレ、バスルームは共同で不便さを感じるけど、この安さを考えれば妥当なところかな。
ホテルに泊まってるオーストラリア人と少し話した。その人曰く「イタリア人は愛想が悪い(怒)オーストラリア人はもっと愛想がいいよ」との事。確かに、このホテルの管理人のおばちゃんは愛想が悪かったけど… そう考えると日本人って外国の人からすればめっちゃ愛想が悪いのかなぁ〜って思った。
フィレンツェに来て思ったこと、日本人多い、おっちゃん、おばちゃん、学生っぽい人たち… やっぱ人気あるんだな〜って思った。
10月22日:フィレンツェ
イタリア7日目、フィレンツェ2日目はサン・マルコ美術館、ウッフィツィ美術館、ピッティ宮殿(中には入れなかった)、ミケランジェロ広場へ
1日目のドゥオーモ周辺だけを見て回ってたけど、2日目はめっちゃ歩きました。地図を見て、上にも書いたけどサン・マルコ美術館→ウッフィツィ美術館→ピッティ宮殿→ミケランジェロ広場のルートはなかなかタイトなルートだった。ミケランジェロ広場に付いた頃にはもう夜になってたし(笑) ただ、ミケランジェロ広場から見える景色は必見だね!!本に「フィレンツェのすべてが、この景色のなかにある」と書いてあったが、あながち大袈裟な記述じゃない。この景色を見るために、夜になってかなり不安な中、ミケランジェロ広場に来て正解だったと思うもん。それだけ、そこから見える景色が素晴らしかった☆ フィレンツェに行ったら、ミケランジェロ広場は行った方がいいと自信を持って言えるほど景色が良かったです。
【フィレンツェの街並み】
話は前後して、2日目の朝。夜に雨が降ったみたいで街中がしっとりしてた。とりあえず、気持ちよかったから、近くの公園まで散歩♪ しっとりとした感じのフィレンツェの街並みもなかなか綺麗だと思った。
【雨上がりの後に】
ウッフィツィ美術館にて、かの有名な、ボッティチェッリの『ビーナスの誕生』『春』を見た。よくテレビや本などで見る絵画の本物がこの目の前にあると思うと何ともいえない感動を味わいました。 絵画(宗教画)を見てて思うのが情勢を描いた作品が多いと思った。
【ウッフィツィ美術館付近】
絵画を見てて思うことは、やっぱ、躍動感のある絵画を見てると楽しいね♪ まさに、驚きの連続! 「芸術家たちは何を思って絵を描いたのか?」って考えさせられてしまう。
ウッフィツィ美術館でのんびりした後、ピッティ宮殿へ。そうしたら…時間が遅くて中へ入れてもらえなかった(泣) そのから見えるピッティ宮殿は巨大で威圧感があった。その中に何があったのか…
【ピッティ宮殿】
そうそう、ミケランジェロ広場へ行く途中、道に迷ってしまい、近くの人に片言の英語で道を尋ねたら、イタリア人のおっちゃんに「日本人ですか?私、日本語しゃべれます」って結構流暢に返されて、何か恥ずかしかった(笑) そのおっちゃんのおかげで何とかミケランジェロ広場へ行くことができました♪ (しっかり教えてもらえなかったら時間的に厳しかった… ミケランジェロ広場に到着した時間が夜8時ぐらいだったから…)
【ミケランジェロ広場から見えるフェレンツェの夜景】
この日の夕食、忘れもしない美味しい物を食べた。ただ、名前は忘れた… と言うか、初めからわかってなかったというか…(笑) どんなものかと言うと、『でっかいキノコのソテー』これが、でらうまだった!!(メニュー見てもわからないから、地元の有名料理ちょうだいって注文してたから、名前が覚わらなかった、ちなみに「Qual e la specialita di questa regione?(この地方の名物料理は何ですか?)」を丸暗記して注文してました(笑))もう一度行って食べてみたい料理の一つだね☆
10月23日:ピサ
イタリア8日目、フィレンツェからピサへ日帰り旅行。
フィレンツェからピサまでは電車で移動。イタリアに来てから電車での旅も悪くないな〜と思い始めた。(それまで、旅行=車だったから) ガタンゴトンと電車に揺られ、田舎の風景を見ながら物思いに耽る旅もいいものだな〜ってね☆ 電車に揺られながら音楽を聴いててこの旅の気分にピッタリくるアルバムは桑田佳祐の『孤独の太陽 (1994年発売)』だね。特にラストの曲『JOURNEY』は最高だね♪♪
ついに到着しましたピサ!! ピサの斜塔めがけて出発だ♪ ………ここでも道に迷ってました(笑) やっぱ、俺は方向音痴なのかも… でも、最終的には目的地に到着できたから気にしないでおこう(笑)
【ピサの街並み】
ついに、ついにピサの斜塔登りました♪ 長年の夢が叶った♪ ついにで、ガリレオがおこなったと言われている落下実験もやろうかと思ったが… とてもやれる環境じゃないね。人がうじゃうじゃいる中やったら「誰か死人がでるな」と思い、断念…(笑)
【ピサの斜塔】
ピサの斜塔は傾いているだけあって、螺旋状の階段を登っていくと前後左右に重力がかかる方向が変わって変な感じだった。特に下りは重力の変化を強く感じた。
【ピサの斜塔で記念写真♪】
日本に帰ってきてから知ったことだけど、俺がピサに行く少し前までは、ピサの斜塔が倒れないようにする工事をしてたみたいで、登れなかったみたい。後になって、ピサの斜塔に登れた幸運に感謝しました(笑) たぶん、この時期の俺の運勢は最高潮だったはず☆ (この年、桑田佳祐のファンクラブ限定のシークレットライブのチケット当たったし、翌年の頭、BON JOVIのライブに行ったら本当に運良く最前列の席になったし)
【サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂とサン・ジョバンニ洗礼堂】
写真を撮っていていつも思っていたことだけど、どうしてもその物の迫力が表現できない。迫力ある建物も写真に写すとただの建物になってしまう… それと同じように、ピサの斜塔の傾きも、実物はかなり傾いているように見えるのに、写真に納まったピサの斜塔はそんなに傾いてない… やはりこれが俺の写真の限界なのか… プロの写真家って本当にすごいと思いました。
フィレンツェに帰ってきた後、コインランドリーへ行きました。そこでめっちゃ腹立つことが!!夜10時半ぐらいからコインランドリーに行って『洗濯』『乾燥』してたんだけど、11時、まだ洗濯したものの『乾燥』を始めたばかりの時に、イタリア人のごっついおっさんが現れてなんか言ってくる。英語で話してくれと言ったら「English No!」だって。「はぁ??」って思ったけど、どうやら「このコインランドリー11時までだから閉める、だから出て行け」って言ってるって分かってしまった… でも、かなりムカついてたから、分からないフリをして無視をしてたら、勝手に機械を止められてしまった!!あまりにもムカついたんで、ぶん殴ってやろうと思ったけど、所詮、日本人とイタリア人…体格に差がありすぎる… 「無理だ」と思って、悔し涙をのみつつ、半乾きの衣類をもってホテルへ… コインランドリーのご使用はご計画的に(泣)
10月24日:ローマ
イタリア9日目、ついに戻ってきましたローマです。
フィレンツェからローマへ移動し、まずはホテル探し。もう恒例になった、『地球の歩き方』に載ってる安いホテルへLET’S GO。写真:右が1泊35ユーロで、朝食付き、バス&トイレ付き。なかなかいい感じのホテルじゃん♪ と思うのもつかの間……… くさい、クサイ、臭い!!なんか下水のような臭いがバス&トイレからする… 「これも安さ所以のなすものだ」と我慢しる事に決めました。 ホテル探しは結構時間がかかるため、もうここのホテルで最後まで泊まろうと決めました。(実際、泊まる時は毎回、1泊のみにしてた、気に入らないかもしれないから、とりあえず1泊。もし気に入れば(我慢できれば)次の朝にもう1泊する旨を伝えてた) ただ、このホテルは3泊しかできませんでした… この臭さに3日3晩耐えたのだが、どうしても耐え切れずホテルを変更しました(泣)
【臭いホテル(ToT)】
ホテルも決まって、まず週末のセリエAの試合のチケットが販売されてるとの事だったので、ローマダービーがおこなわれるオリンピコスタジアムへ。歩いていったら1時間以上かかってしまった。その途中にチラッと何かが見える……… 「あれは!コロッセオではないか??」と興味をそそられ行きたくなる気持ちを抑えスタジアムへ。
【コロッセオだ!!】
【ローマの街並み】
スタジアムに着き、チケット売り場へ向かうと一般人とポリスがチケット売り場の前でザワザワしながら何か話してる、「どうしたのか?」って聞いたら「チケットがもう売り切れてない」って… かなり、失意のままトボトボ歩いてたらダフ屋が寄ってきて「チケットを買わないか??」ってさ。66ユーロのチケットを150ユーロで「うぅ、たっけ〜」と思ったけど、せっかくイタリアに来てるんだし、ローマダービーを見れるなら… と思い買うことを決断。ただ、その時、手元に100ユーロもなかったからダフ屋のおっちゃんに「銀行に行ってお金おろして来る」って言ったら、そのおっちゃんが「俺が車で銀行まで連れてってやる」って。この車に乗ってしまっていいのか??ってすっごい不安だったけど、「なんとかなるだらぁ」と思って乗り込んでしまった(笑) もし変なところへ連れて行かれそうだったら、車から飛び降りる覚悟を決めてたけどね。でも、ちゃんと銀行まで連れて行ってくれて一安心♪ そしてチケット購入。ただ、このチケットが偽物じゃないかがスゴイ不安だった。ここまで命を張って買ったチケットが偽物じゃ泣くに泣けないな〜ってね。
【オリンピコスタジアム】
チケットを買ってホテルまで戻ってきたらもう夜になってた。この夜、初めてワインを飲んだ。赤ワイン。ビックリした!! こんなに美味しいワインを飲んだのは生まれて初めてだった!! どんな感じかっていうと、もう本当に香りが芳醇で、味は濃厚で、嫌な酸味が全く無い、美味しいブドウジュースって感じだった♪ その美味しさについついグラスいっぱに注がれたワインを飲み干してしまった。本当に飲んでから飲み過ぎた(お酒に弱いので少量で酔ってしまうから)って思ってももう遅いね。とりあえず一目散にホテルへ直行。何も問題なくてよかった♪
ヴェネツィア、ボローニャ、フィレンツェ、ローマと夜の街を見てきたけど、直感的に一番危険な気がしたのが、このローマ。ローマの夜には気を付けようと心に誓った、ローマ初日の夜でした。(10月16日は含めないで考えての『ローマ初日の夜』ってことで) 実際、心に誓ったその日の、次の日も、ずっと夜12時までローマの街中さまよってたんだけどね(笑) 一度も危険な目にあわなかったのは運が良かったのかな♪♪ 一応自分の中では以下の事に注意をしてました。それが良かったのかな??(笑)
・暗くて人のいない道を歩かない
・逃げ道のない道へは入っていかない
・直感的にやな感じのする道は歩かない
・自分の後ろを歩いている人が注意し避ける
・何かあれば争わず、すかさず逃げる
・サイフは基本的に出さない、お金はポケットに直接入れる
・カバンはいかなる時も必ず握ってる
10月25日:ローマ〜史跡巡り〜
イタリア10日目、史跡巡り【コロッセオ〜パラティーノの丘〜フォロ・ロマーナ】
ローマに着いたらまずヴァチカン市国に行きたいと思っていたが… デジカメのデータがいっぱいになりCD−Rに焼いてくれるお店を探すのと、そのお店でCD−Rに焼くのにだいぶ時間を取られてしまい、ヴァチカン市国へ行くのを断念しました。
【コロッセオ】
ヴァチカン市国へ行く代わりにコロッセオ(写真:左&中央)へ。子供の頃から『コロッセオ』って言葉を聞いて知っていたけど、まさか自分がこのコロッセオをこの目で見ることになるとは思っても見なかった。コロッセオへ近づいていくにしたがって、昂ぶってくる感動。やっぱ俺は歴史が好きなんだなって思った。昔の人の生活を想像してしまう。このイタリア… 特にローマは史跡がたくさん残っていて、遙か昔へ思いを馳らせてくれる。昔の物を残していこうとするイタリア(ヨーロッパはどこもそうなのかな?)って素敵だと思った。
【コロッセオの内部で記念写真♪】
【コロッセオの内部】
この日、映画を見てきました。一度、海外で映画を見てみたいと思っていました。作品は『RED DRAGON』の英語バージョン(字幕一切無し)。『ハンニバル』『羊たちの沈黙』を見てたから是非見てみたかった。 ハリウッド映画って何しゃべってるか分からなくても意味が通じるって本当だね。英語は全然分からなかったけど、どんな話なのかわかったもん。ただ、他の観客が一斉に笑い出した時があったんだけど、俺は意味が分からず笑えなかった(笑)
【『RED DRAGON』観てきました】
日記を見て、前日から泊まってるホテルに対するかなりの嫌悪感が読み取れる(笑)思い出してみれば本当に最悪のホテルだったからな〜 あなたなら『安さ』と『臭さからの逃避』どちらを選びますか??(笑) このホテル選びの失敗を経験してから、まず値段を聞いて良いなっと思ったら、部屋の中を見せてもらい、それでもオッケーならそのホテルを選ぶようになりました。良い勉強させていただきました(笑)
旅行の快適度を上げたいなら良いホテル(それなりの料金のホテル)を選ぶことをオススメします。安いにはそれなりの理由があります(笑)
10月26日:ローマ〜ヴァチカン市国〜
イタリア11日目、ヴァチカン市国へ♪
今日はついにかの有名なヴァチカン市国へ。近づいていくとサン・ピエトロ寺院が威厳高くそびえ立ってる。なんかテレビで見たような景色に感動しつつ奥へ……… さすが、カトリックの総本山だけあって壮大だね。これは絶対に見る価値アリだと思った。(記憶がおぼろげだからこんなことしか言えないです…素晴らしさに感動したのは確かです)
【威厳高くそびえ立つサン・ピエトロ寺院】
このサン・ピエトロ寺院も屋上まで登れるんだね。そこから見える景色は、よくテレビで見かける景色……… 「ここだったんだ!!」って思った。そこから見える景色は本当に綺麗♪ 写真じゃ全然伝わらないと思う。やっぱ、自分の足で屋上まで登りそこから眺める景色は写真とは比較にならないぐらい素敵な景色が広がってた。ちなみに、このサン・ピエトロ寺院の屋上へ登る階段が今まで以上に狭くて登りにくかった。
【サン・ピエトロ寺院の屋上から見える景色】
カペラ・システィーナ… ここに行きたかったんだが… 13時過ぎに何とかここの入り口を見つけたのだが、『Close』になってた… 8:30〜12:00までしか入場出来ないみたい。「早すぎるぞ〜〜〜!!」って悔し涙を飲みつつカペラ・システィーナを後に…
【ローマの街並み】
夕方、共和国広場(Piazza Reppublica)でデモをやってた。ポリスに「何のデモやってるのか?」って聞いたら「アメリカのパレスティナ攻撃に反対のデモをやってる」とのこと。確かに「パーレスティーナ、パーレスティーナ」って言う叫び声が聞こえたな… イタリアに来てスト、デモと日本にいたらめったにお目にかかれないものが見れてなかなかいい経験になった。やっぱ、日本人は平和ボケしてるのかな?とも………
【初めてデモに遭遇しました・・・】
またしても問題はコインランドリーで起きた!!今度はサギ臭くてすっごいムカついた!!コインランドリーにある洗剤を買う機械に10ユーロの札を入れて数ユーロ(正確に何ユーロかは忘れちゃった)洗剤を買って、お釣りを出すボタンを押したら… 「……………」 ん?壊れてんのか?と思ってガシガシ押しても出てこない、終いにはムカついてきてガンガン押しても出てこない!! そうしたら店員が出てきて何も言わずに指で「上を見ろ」と合図したから、上を見上げたら、そう身長173cmある俺が上を見上げて、やっと見える位置に日本語で「おつりでないので注意してください」って書いてある。「はあああ?????」本気で機械ぶん殴りそうになった(怒) 本当にサギまがいだよ。確かに注意しなかった自分も悪いんだけど… このイタリア旅行で3度すっごい腹が立つ問題が起きたんだけど、その3度ともコインランドリーだから… みなさん、イタリアへ行ったらコインランドリーには気をつけましょう(泣)
10月27日:ローマ〜セリエA ローマダービー〜
イタリア12日目、念願のローマダービー観戦☆
ついに、ラッツィオVSローマのローマダービーだ!! ダフ屋から買ったチケット本物でよかった(笑) ローマダービーってスゴイね!! 会場周辺はチケットを買えなかったローマっ子(?)や警察でいっぱい。それに発煙筒を投げてかなり混乱状態。マジで身の危険を感じたよ。だから、スタジアムが開場したら速攻で入場。場内は落ち着いた雰囲気だった♪ 初めのうちはね。人が入ってくるにつれて会場の雰囲気はにぎやかになってきて、試合が始まる前はもうみんなエキサイトしてる(笑)
【ローマダービーはすごい!!】
試合が開始されたらもう本当にスゴイの一言!! 何がすごいかって??観客のエキサイティングぶりがスゴイ!! 発煙筒の焚きすぎで選手が見えないって事もしばしば(笑) それと、左隣の女の子(写真:右…一番手前に写ってる子)、めっちゃ興奮して手に持ってるマフラー(?)をブンブン回すから、俺の顔に「ピチッピチッ」ってかするんだな、微妙な痛さ…(泣) でも、初めは気になったけど試合が進むにつれて俺の興奮してきて気にならなくなってた(笑) やっぱ、スポーツは生で見るもんだね。ラッツィオ(席はラッツィオサイド)に点が入ると周りの人みんなで盛り上がる!! すっげー楽しかった♪ ダフ屋から高くチケットを買ったけど、こんなに楽しい思いができてすっごい満足だった♪ またイタリア行く事があれば絶対に試合を見に行きたい!!
【写真手前に写っている女の子のマフラー(?)が顔に当たってました(笑)】
【エキサイティングな試合でした♪】
この日、ホテルを変更した。部屋の臭さに耐え切れずホテルを出て行く… ホテルを探しながら歩いてたらとあるホテルのオーナーが話しかけてきて「うちはどう?」見たいな事言ってきた。「値段はいくら?」って聞いたら「70ユーロ」だって言うから「最高で50ユーロしか考えてない」って言ったら「オッケー、オッケー」って50ユーロで泊めてくれた♪ 言ってみるもんだね。しかもここのホテルの名前を見たときに実は「泊まりてぇ〜」って思った。何故かと言うと… そのホテルの名は『HOTEL CALIFORNIA 』あのイーグルスの名曲の舞台となったホテル… ではないけどね(笑) でも、名前にかなり惹かれたことは事実(笑) 「Welcome to the Hotel California. Such a lovely place …」って言うじゃん♪(笑)
【Welcome to the Hotel California】
10月28日:ローマ〜カペラ・システィーナ〜
イタリア13日目、3度目の正直、カペラ・システィーナへ♪
13日目の朝、結構快適なホテルだったんで「もうこのホテルに最後までいよう」と思ってオーナーに話しかけたら「悪いけど、予約でいっぱい」との事… 50ユーロと安くなったのにちょっと惜しかった。次に選んだホテル… 60ユーロと予定額よりも高かったんだけど、気に入ってしまって決めてしまった♪ 何が気に入ったかと言うと……… 部屋がホテルの最上階って事もあり、ローマの街並みが一望… とはいかないけど、見ることが出来て良い感じだったのでここにしてしまいました。ってこのホテルの写真は載っけてないんだけどね(笑)
ついに3度目の正直でカペラ・システィーナへ行くことが出来ました♪ やっぱ見所は『最後の審判』!! 迫力! 色の鮮やかさ! 空間が語る時間をも越えた存在感!! マジですごかった。めっちゃ感動したよ。この感動はやっぱ生で見ないとね、文章じゃ伝わらないと思う。って俺の文章が感情的に書いてる下手な文章だからいけないんだろうけど(笑) でもイタリアに行ったら是非、カペラ・システィーナへ行って欲しいね、行って損はない!!(はず(笑))
【カペラ・システィーナ内部】
このカペラ・システィーナに描かれている絵はいろんな所でよくお目にかかる絵が多くて、その実物が見れる感動があった。「この絵って、ここに描かれてたんだ!!」って感じ♪
【ヴァチカン美術館の庭にて】
上の写真はヴァチカン美術館の庭で撮った写真。カペラ・システィーナはヴァチカン美術館の一部。一つの大広間って感じ。他にもいろいろ有ったよ。初めてミイラを見たし。このヴァチカン美術館ってさまざまなものが有るなって思った。
【ふしぎ発見!!ミイラ発見!!】
『S.P.Q.R.』って知ってますか?? ローマにあるマンホールには必ずこの『S.P.Q.R.』が書かれてます。『S.P.Q.R.=Senatus Populusu Que Romanus : ローマ元老院と人民』つまりローマ共和国またはローマ帝国を意味する言葉みたいです。ローマに行けば必ずお目にかかる言葉だと思うので簡単な説明をしてみました。もし間違えてたらスミマセンm(__)m
【S.P.Q.R.】
かの有名な『真実の口』に手を突っ込んできました♪ ちゃんと手を抜くことが出来た俺は正直者だ♪(笑) この『真実の口』は俺と同じような写真を撮る人で並んでるのにはちょっと笑えた(笑)
【真実の口に手を入れる俺♪】
10月29日:ローマ〜旧アッピア街道〜
イタリア14日目、ついにイタリア最後の旅へ… イタリアへ来る前からの目標だった『旧アッピア街道を限界まで歩く』に挑戦!!
道のりは 【ホテル→カラカラ浴場→旧アッピア街道(往復約10km)→サン・カッリストのカタコンベ→ホテル】
【カラカラ浴場に向かう途中の道にて】
朝、ホテルを出てカラカラ浴場へ、このカラカラ浴場を知ったのは高校2年生の頃の世界史の授業。あの頃の自分が8年後にイタリアに来て本物を見てるなんて想像もしてなかったな… あの頃の自分の世界は愛知であり、もっと言ってしまえば地元だけが自分の世界だった。いつの間にこんなにも自分の世界観が広がったのか??と不思議に思う… 多分、初めて海外旅行に行ったときに自分の世界観が日本にとどまらず世界まで広がったんじゃないかな??って思ってる。だから多くの人にもっと世界中を見てきて欲しいと思う。そうする事によって世界観が広がるし、日本の本当の良さってのが分かると思う。 話はそれちゃったけど…(笑) 下の写真の壁画、なんか高校の教科書で見た気がするので写真撮ってみました。似たようなものがいっぱいあったから、教科書に載ってるものと違うかもしれないけど(笑)
【教科書に出てきてたと思われる壁画】
カラカラ浴場を越えて旧アッピア街道)へ……… 「足の限界まで歩こう」と決めて、この14日間溜まりに溜まった足への疲労に最後のムチを打ってきました。アッピア街道を歩きながら「古代ローマの人々は何を思いこの道を歩いたのだろう??」と思いを馳せながら、景色を楽しみつつ、足の痛みをこらえて歩き続けました。一番、昔の面影を残していると言われるアッピア街道(出発地手から約5km先の大環状道路とぶつかるカサーレ・ロトンド(Casare Rotondo)までの道のり)を「もう限界だ!!」と思いつつ歩ききりました。でもおかしなもので、行く時は「もう限界だ!!」と思いつつも帰りはそれでも何とか帰れちゃうものなんだね(笑) やっぱ自分で感じる限界はまだまだ限界じゃないって実感しました。
【旧アッピア街道】
アッピア街道の帰り道最後に立ち寄ったのがサン・カッリストのカタコンベ夕方になってしまってカタコンベの内部は見学できなかったけど、カタコンベにある庭園(って言っていいのかな??)から沈んで行く太陽を見て「ああ、もうこれでこの旅は終わりだな」って実感しました。
【カタコンベに陽が沈む・・・】
実はローマに来てから毎日通ったリストランテがあります。ローマ駅の近くにある『TUDINI SRL』ってお店なんだけど、初日に飲んだワインが美味しくて毎日飲みに行ってました(笑) そうしたらお店の人とも仲良くなって結構楽しくワインをいただくことができた。ただおつまみとして頼む物が量が多いこと… プロシュート頼んだら皿いっぱいのプロシュートが出てくる。「食べきれるか??」って思うんだけど食べきっちゃう(笑) お店の人が「WHITEとREDは日本語でなんて言うの?」って聞かれたんでちゃんと教えておきました。これで日本人相手の接客がしやすくなったはず??(笑)
10月30〜31日:ローマ→韓国→名古屋
イタリア最終日、ついにイタリア最後の日
帰り支度やら何やらでバタバタとしてしまった。何よりの失敗はイタリア最後の食事をした時の事。当然カードはO.K.だと思ってお店に入って食事をいただいて会計を済まそうとしたら… 「Card No!!」って言われちゃった。それに最終日ってことでもう現金をほとんど持ってなくて払えなかった(笑) バンカ(Banca)…銀行ね、バンカ行ってお金下ろしてくるって言ったら笑って「O.K. O.K.」って言ってもらえて助かった(笑) お店に入る時にはちゃんとカードが使えるかどうか確認してから入りましょう(笑)
【テルミニ駅】
なんだかんだ言ってる間に帰路についてた。イタリアの空港、韓国の空港共に日本人に出会い話をした。イタリアの空港で知り合った子は「フランスまでは友達と一緒に旅行してて、それから友達は日本に帰ったんだけど、その子一人だけはイタリアに来た」らしい。男の一人旅でも結構不安があったのに、女の子で一人旅をするとはその勇気に感服しました。お互い旅行話を出来て楽しかった。今思えば、連絡先を聞いておけばよかったと思った(笑) 旅行友達が欲しい♪
韓国の空港で知り合ったのは旅慣れをした老夫婦、いろいろ役に立つ旅の仕方とかを聞いたけど、ほとんど覚えていない(笑) 唯一つ覚えてるのは、イタリアで日本食を食べると料金がめっちゃ高いけど、中華料理はめっちゃ安いから、イタリア料理を食べ飽きたら中華料理屋に行くといいよとのこと。俺の海外旅行の経験上、まだ一度も海外で「日本食食べて〜」って思った事はないな。やっぱイタリアの料理が美味しかったのが幸いしたのかね☆
日本に着いて。すっげ〜懐かしかった。そこでやっと緊張の糸が切れた感じかな。日本に帰ってきて初めに食べたのも… 『おにぎり』やっぱおにぎりは美味しいね(笑)「あ〜日本の味は落ち着くな〜」って思った(笑) それと、念願のお風呂へ!! イタリア(海外の安いホテルはどこのそうだと思うけど)のホテルはお風呂なんてないからねぇ〜シャワーだけ、やっぱそれだけじゃ物足りない。お風呂大好きな俺にとってはイタリア旅行中それだけはずっと辛かった。久しぶりに入ったお風呂は何とも気持ち良かった事を覚えてるよ♪